プレバト!! 俳句のお題「秘密基地」はド定番の”凡人ワード”
今回のプレバト!!、お題は「秘密基地」でした。
実は、この「秘密基地」という言葉、ド定番の”凡人ワード”だったのです。
”凡人ワード”とは・・・
ご存じの通り、俳句は五七五の十七音で作られる世界最小の詩です。
ですから、お題を出されて、そのお題から何かを連想すると、みんな同じ物事を連想してしまうのです。
そんな万人が思いつくような言葉を”凡人ワード”といって、俳句では嫌われます。
今回は、その”凡人ワード”「秘密基地」。
多くの人が、子どものころ、自分ひとり、または仲間2~3人で、遊んだ秘密の場所、しかも比較的狭い場所を連想すると思います。
今回、7名の参加者中、5名はそのようなイメージの俳句でした。
発想が「才能あり!」犬山さんは、どのように凡人ワードをさばいたのか。
そんな中、犬山紙子さんの俳句は・・・
冷蔵庫の奥プリンの秘密基地
なんと、冷蔵庫の奥のほうを秘密基地にたとえちゃったんです。
この発想が、もう才能ありですね。
俳句で比喩を使うのはけっこう失敗が多いんです。
でも、この比喩は成功です。
例えば・・・
紅葉している山 → 山が衣替え
といた比喩は、めっちゃありがちですよね。
でも、
冷蔵庫の奥の場所 → 秘密基地
これは、めっちゃオリジナリティがありますよね。
そして、たぶん多くの人が「なるほど~」と思いそうです。
これが、比喩の成功ポイントです。
犬山紙子さんは、特待生2級から特待生1級へ1ランク昇格!
犬山さん、おめでとうございます!
あえて添削するなら・・・
この句の添削について、夏井先生は・・・
添削はいらないけど、あえてするとしたら、と前置きして、
冷蔵庫の奥にプリンの秘密基地
と「に」を入れました。
これによって、
初句を六音にして残りを七五のリズムで整える。
「に」を入れて、秘密基地の場所を明確にする。
という二つの効果を実現しちゃいました。夏井先生、さすがです。
そして、犬山さん、とても勉強になりました。ありがとうございます。
オリジナリティ
多くの人が「なるほど~」
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