【出典:TVer】
特別永世名人 梅沢富美男さんの俳句に学ぶ
今回のプレバト!!俳句のお題は「秘密基地」
【特別永世名人 梅沢富美男の締めの一句】
少年の空蝉残る秘密基地 梅沢富美男
【査定結果】特別永世名人15句目のお見事!
【夏井先生の一言】発想はベタだけどね
【ポイント】(夏井先生の言葉の要約)
秘密基地=少年は確かにベタです。
けれども、永世名人は、ささやかな工夫をしているのです。
「少年の」という言葉で空蝉を性格付けました。
ここでの空蝉は次のように読めます。
「少年が拾ってきた空蝉」
「少年が気に入っていた空蝉」
「少年が大切にしていた空蝉」
その空蝉だけが残って、もう少年たちはどこにもいません。
ここは、かつての少年たちが遊んでいた場所だという時間経過が入り込んでいます。
そうなると、少年は空蝉にたとえられているのではないか。
つまり、蝉の抜け殻が、少年が大人になったイメージを象徴しているのです。
たくさんの少年たちが今は大人になって今はここにいません。
空蝉だけがあります。
永世名人は「秘密基地=少年」というベタな取り合わせに「空蝉」という季語を使ってオリジナリティを乗っけたんです。
どうでしょう。素敵な句ですね
この句から、わたしが学んだのは、季語の選び方の大切さと季語の持つ力を信じるということです。
梅沢さんありがとうございます。
8月5日プレバト!!お題「秘密基地」
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