【出典:X】
2024年8月11日に放送されるNHK俳句、題は「天の川」です。ゴシックや明朝などの文字デザインと俳句の共通点!
司会は柴田英嗣さん、選者は西山睦さん、ゲストとして俳人で書体デザイナーの木内縉太(きのうち しんた)さんが出演します。
番組では、ゴシックや明朝などの文字デザインと俳句の共通点について語られ、文字から声が聞こえるというテーマが取り上げられる予定です。
さて、ゲストの木内縉太さんとはどんな人なんでしょうか。
木内 縉太さんとはどんな人?
木内 縉太さんは、日本の俳人であり、タイプフェイスデザイナーとしても活動しています。
彼は澤俳句会の同人であり、俳人協会の会員でもあります。
第8回澤特別作品賞準賞、第22回澤新人賞、第6回俳人協会新鋭俳句賞準賞を受賞しています。
作品には、「浮上して」や「巻貝の夢」などがあります。
木内縉太さんの作品の特徴は?
木内縉太さんの俳句は、日常の中にある風景や感情を繊細に捉え、独特の視点で表現したものが多いです。
例えば、「脳内闘魚」という連作では、心の中に想像上の闘魚を飼うというユニークな発想を通じて、自身の内面世界を描いています。
この作品では、言葉が餌となり降り注ぐ闘魚や、夜の静寂の中で闘魚を頼りにする様子などが描かれ、内省的なテーマが浮かび上がります。
また、彼の句「浮世絵に包む伊万里や春の雪」では、浮世絵と伊万里焼を通じて、日本の伝統美と季節感を表現しています。
この句は、浮世絵に包まれた伊万里焼の情緒や、春の雪の儚さを感じさせる作品です。
また、自然や日常生活の中に潜む詩的な要素を巧みに取り入れたものも多く見られます。
さらに、「春の夢さめて花瓶の水捨つる」や「皿舐むる子猫やミルク尽きてなほ」といった句では、日常の一瞬を捉えた描写が特徴的で、読者に親しみやすい印象を与えます。
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