(出典 X)今週のお題は「ラーメン」
みなさん、ラーメン好きですか? 醤油・とんこつ・味噌・・・私はどれも大好きです。
ラーメンが嫌いな人っているのかなって思っています。
さあ、今週のプレバトのお題は、その「ラーメン」!
ラーメンを愛する芸能人5名が集合しました。
今週の俳句~1位は蝶花楼桃花さん
(出典 X)才能なし
【5位/5点】麺の神汗に塗れたかたつむり 勝俣州和
【5位/5点】麺の神汗に塗れたかたつむり 勝俣州和
【添 削 後】麵の神と呼ばれて汗にまみれけり
【4位/30点】らあめん屋外の蝉まで舌鼓 岡田紗佳
【添 削 後】店外は蝉ラーメンに舌鼓
凡人
【3位/50点】盆の月ラーメンの香に父偲ぶ アンミカ
【添 削 後】盆の月かのラーメンの香よ父よ
才能あり
【2位/70点】空蝉や雷紋消ゆる鉢の底 ペナルティ・ヒデ
【添 削 後】空蝉や雷紋あせる鉢の底
【1位/71点】前座二年目具のない冷やし中華 蝶花楼桃花
【添 削 後】前座二年目具のない冷やし中華かな
※添削なしでもよい。
語順とリズムで心情が変わる。
【永世名人の句集づくり】
味玉の尻に凹み夏の夕 フルーツポンチ・村上
掲載決定! 村上さん、おめでとうございます。
【締めのお手本】
夜の秋や色紙だらけのラーメン屋 梅沢富雄
お見事! 梅沢さん、おめでとうございます。よかったですね。
今週の勉強~アンミカさんの句に注目~
(出典 X)盆の月ラーメンの香に父偲ぶ
アンミカさんは、ラーメンの香りから、ラーメンを好きだったお父さんを思い出すそうです。
亡くなった人のことを思い出すとき、「偲ぶ」という言葉を使います。
だから、アンミカさんも、最後を「偲ぶ」でまとめています。
一方、季語に「盆の月」を選びました。
盆は、ご先祖様をご自宅にお迎えしてご供養する夏の風習です。
つまり、「父」と「盆の月」の組み合わせで、「お父さんを思い出す。」ということが表現できちゃうのです。
これが、季語の持つ力です。
俳句は、たった17音で作られます。なるべく、意味の重なる言葉を使わないようにします。
ですから、「偲ぶ」という言葉は使わないほうが良い俳句になるのです。
さて、ここからが、夏井先生の真骨頂。
「偲ぶ」を使わない代わりにどうするのでしょうか。
夏井先生が選んだ言葉は・・・
「かの」・・・あの時の
「よ」・・・・感動を表す
そして、こうなりました。
盆の月かのラーメンの香よ父よ
今日のまとめ
同じ意味の言葉をなくそう。 季語の持つ力を信じよう。
次回のお題
「秘密基地」
最後に私も一句
(先日食べたラーメンです。)
惨敗にラーメン行くぞ空高し
秋は各部活動で新人戦の季節。ぼろ負けして落ち込む選手に、「ラーメンでも行こう。」と声を掛けます。秋の空は高く、次の試合に向けて、ラーメン食べてがんばるぞっていう俳句です。 さて、才能あり? 凡人? 才能なし?