「炎ゆる雲ボール回した帰り道」
今回は俳句の基本「季語」!
俳句の基本は
五七五の十七音で作る
季語を詠みこむ
の二つです。その中の「季語」について学びます。
今回(8月15日)、プレバトには、Aぇ! groupの佐野晶哉さんが初登場しました。初めての挑戦ですから、才能なしでもおかしくありません。
ナイストライです。
佐野さんの俳句では「季語」がポイントになりました。
そこで、佐野さんの俳句を参考にしながら「季語」について考えてみます。
佐野さんの俳句は、
炎ゆる雲ボール回した帰り道佐野晶哉
映像は「帰り道にサッカーをしている様子」
季語は「炎ゆ」です。
「炎ゆ」とは
ぎらぎらと輝く太陽の強い日差しによって、万物が燃えるような熱気をいう。照りつける太陽に道路はゆらめき、あたかも炎を上げているようにも思える。この季語は多分に視覚に訴えるところがある。
【出典:きごさい歳時記】
つまり、すべてのものが燃えるような太陽の日差しのもと、サッカーをしている様子になります。
そうすると、「雲」がちょっと謎ですね。
それから、「帰り道」がなんの帰り道なのか。
放課後となると、一番の日差しからちょっとずれるような違和感があります。
佐野さんによると、放課後の帰り道、夕暮れのことだそうです。
ここで、夏井先生からダメ出しがでてマイナス10点となりました。
おそらく、「炎ゆる雲」で「赤く燃える雲」=「夕焼け」=「夕暮れ」ということだったんでしょう。
まとめ
結果、季語の意味を正確に知りましょう。ということです。
夏井先生が選んだ季語は「夕焼雲」か「夕焼」でした。
今回は、佐野さんの俳句で、季語の意味を正確に知っておかないと、俳句が成り立たなくなることがあるということを学びました。
佐野さん、次回のチャレンジを楽しみに待っています。
ありがとうございました。