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俳句

NHK俳句(7月28日)のまとめ

NHK俳句2

【出典:X】

司会

柴田英嗣(アンタッチャブル):司会

出演者

高野ムツオ(俳人):選者

なつはづき(俳人)

山口昭男(俳人)

古坂大魔王(芸人)

中西アルノ(乃木坂46)

語ろう!俳句

出演者の5名が自作の俳句で句会をします。

(特選=2点・並選=1点)で各自が良いと思った句に票を入れます。

誰の句なのかはわかりません。

そして、高得点の句から一句ずつみんなで語り合い、作者は名乗りを上げます。

たったの十四文字にいろいろな思いが語られます。

おもしろいですよ。


叔母二人アッパッパにて現はるる 山口昭男

(並2=2点)
 古坂:アッパッパにやられた(笑)。
 なつ:面白いアッパッパのパワー



蛇いちご
母をまっすぐ見られぬ日 なつはづき

(特4=8点)

 古坂:十七音で「蛇いちご」っていうドラマの脚本ができたみたい。
 中西:やましさに季語の蛇いちごがとても効いている。
    蛇いちごの花言葉を調べたら「裏切り」とあった。
 山口:取り合わせの句として抜群に面白い。
 高野:蛇いちごという季語をとても上手く表現している。



涼風
や母の頭に虫とまる 古坂大魔王

(並3=3点)

 中西:シンプルで動きのある自然な句
 山口:一枚の絵を見ているよう。
    涼風という季語がほんのり甘く伝わってきた。
 高野:お母さんをしっかり観察した句。
    あっさりとした子供の気持ちもよく表現している。


母の棚には伝家の宝刀離婚届 中西アルノ

(0点)
 中西:0点覚悟で、無季・自由律で、あえて攻めてみました。

 高野:積極的に「これでもか。」っていう姿勢がうれしい。
    こう直すことができる。
    鏡台に母の宝刀離婚届


夜の蟬
母の眠りへ落ちて来る  高野ムツオ

(特1=2点)
 なつ:「眠りへ」の「へ」が効いている。

季語の説明(季語は赤文字です。)


アッパッパ:簡単服とも云う。この季語が生まれたのは、戦前 大正期にさかのぼる。安価な生地、浴衣の古など簡単な形で簡単に自分で仕立てたワンピースと、「日本大歳時記」に 高木晴子氏が季語の説明をしている。夏の暑さから、解放をされた日本女性の 脱着物 衣服革命はここから始まったと記す。アッパッパは昭和初期の流行語で季語としても新しい。

アッパッパ


蛇いちご:バラ科の多年草。四月から五月、黄色い花をつけ、五月から六月、野原や田んぼのあぜ道など、蛇の出そうな湿気の多いところに茎をはって実をつける。実はすかすかで毒もないが甘みもなく食べられない。


涼風(すずかぜ):夏の終わり頃に吹く涼しい風のこと。 晩夏になると夏型の気圧配置がくずれて、暑い風とは異なった風が吹く。肌に涼気を感じる風である。


:夏、樹木などにへばりついてやかましく鳴声を立てる虫。多くの蝉がいっせいに鳴く騒がしさを時雨にたとえて蝉時雨という。


夜の蟬:番組で高野ムツオさんが「夜の蟬」について解説されました。
    夜は蝉は泣かない。どういうときに鳴くかというと・・・
    鳥に襲われたり、風で葉が動いたとき、びっくりして蝉が落ちてくる。
    玄関先とかでバタバタするのが本来の夜の蝉。


NHK俳句(7月28日)の特選九句を紹介します。

兼題は「母」です。

選者:高野ムツオさん(公開は7月29日)

みなさんにとっての「母」と比べながら味わってみましょう。



母の腰くの字に曲がる銀河かな  東京都昭島市 渡辺むめいさん


母だけに見える父をり風信子  滋賀県守山市 主藤充子さん


香水をふり百歳を目指す母  福岡県大野城市 荒木信夫さん


麻服の母のテネシーワルツかな  宮崎県宮崎市 源早苗さん


母として腹を蹴らるる熱帯夜  福岡県福岡市 横縞さん  


九十の母の署名や原爆忌  奈良県桜井市 水木合歓さん


母の手を骨まで握る緑雨かな  大阪府豊中市 葉村直さん


海賊の裔といふ母花蜜柑  大阪府羽曳野市 玉家屋さん


豆飯の湯気の中から母の貌  東京都世田谷区 田中和行さん



いかがですか。

一番好きな句はどれですか?


私が好きな句は・・・


香水をふり百歳を目指す母


です。


この句を読んで、サミュエル・ウルマンの名言「青春とは、人生の一時期のことではなく、心のあり方のことだ」を思い出しました。この俳句の中のお母さんは、まさに今、青春の真っ只中にいるように思います。読者も、このお母さんにつられて前向きな気持ちになれるような一句だと思います。



その他の句もそれぞれ素晴らしいですね。


それぞれの句の詳しい解説はこちら


この春、36年間勤めた職場を定年退職しました。


別の職業に再就職したのですが、これまでに比べると時間の余裕があり、何か新しいことにチャレンジしてみたいと思いました。

俳句つーじい1

そこで、6月から「俳句」を始めてみたのです。


そして、もうすぐ8月になろうとしている今、すっかり俳句の魅力にハマってしまいました。


今の僕にとって、俳句の魅力は次の3つです。

一つ目、「創作の楽しみ」


 中学校のころ、国語の授業で、俳句を勉強しましたが、正直言って、俳句のどこがいいのか、サッパリ分かりませんでした。


 でも、最低限のことを勉強して、自分で俳句を作ってみると・・・


いい素材を見つける嬉しさ


ぴったりの言葉を思いついくスッキリ感


上手に五七五でまとまったスッキリ感


・・・まとめていうと、創作の楽しみを感じることができたのです。


二つ目、投句の楽しみ


「やった。めっちゃいい俳句ができたぞ!」


という瞬間も楽しみの一つですが、自分でも良い一句ができたな・・・


と感じたら、やっぱり、どこかに発表したくなるんですよね。


新聞やネットなどにエッセイなどの作品を送ることを「投稿」といいますが、


俳句の場合は「投句(とうく)」といいます。


現在、僕は新聞やネットに、約7か所ほど、投句をしています。


なかなか選ばれないのですが、ワクワクしながら待つって楽しいですよ


一句一遊
【出典:X】

実は、先日、愛媛のラジオ局、南海放送の「夏井いつきの一句一遊」という番組で、投句していた俳句を発表してもらいました。


その時の句です。


 ささやかな宇宙感じるハンモック  びっきんさん


ハンモックに寝ているときの、宙に浮いた感覚を五七五のリズムで詠んでみました。


ラジオから自分の作った俳句が流れたときは、当然ですが嬉しかったですよー。

三つ目、句会の楽しみ

さて、三つ目は、交流です。

好きな仲間で集まって、俳句を作り、お互いに良さや改善点を交流しあう。

というと、なんか固いのですが、これ、めっちゃ楽しいはずです。

「はずです。」と書きましたが・・・

実は、まだ俳句の句会の経験がないのです(笑)。

そのうち、ぜったい参加したいと思っています。

俳句の楽しみとは・・・


 俳句の楽しみは創作・投稿・交流です。


次回は、簡単な俳句を作ってみましょう! 


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