【出典:X】パリ五輪 男子バスケットボール:日本代表、完全アウェーの中で格上フランスを延長戦まで追い詰めるも惜敗
2024年7月30日、パリオリンピックの男子バスケットボール1次リーグB組第2戦が行われ、世界ランク26位の日本代表は同9位のフランス代表と対戦しました。
この試合は、完全アウェーの環境下で行われ、日本代表は延長戦の末、90-94で惜しくも敗れました。
試合のハイライト
第1クォーター:
試合開始から日本は積極的に攻め、八村塁がフランスの高身長選手ビクター・ウェンバンヤマの上から3ポイントシュートを決めるなど、見せ場を作りました。
しかし、フランスもウェンバンヤマの得点で応戦し、第1クォーターは25-32とフランスがリードしました。
第2クォーター:
日本は富樫勇樹の3ポイントシュートで40-40と同点に追いつき、八村のフェイダウェイシュートで一時リードを奪いましたが、再び逆転され、前半を44-49で終えました。
第3クォーター:
河村勇輝やジョシュ・ホーキンソンの活躍で一進一退の攻防が続きましたが、フランスに連続得点を許し、64-69で第4クォーターに突入しました。
第4クォーター:
開始1分過ぎ、八村が2つ目のアンスポーツマンライクファウルを取られ退場となる波乱の展開に。
しかし、日本はここから結束を強め、リードを奪う場面も見られました。残り10秒でフランスに3ポイントシュートとフリースローを決められ、84-84の同点で延長戦に突入しました。
延長戦:
延長戦では、吉井裕鷹が5ファウルで退場するなど、日本は満身創痍の状態で戦いました。
河村と比江島慎の3ポイントシュートで追いすがるも、最後は力尽き、90-94で敗れました。
試合後のコメント
試合後、司令塔の河村は「全然試合は終わっていないし、自分たちの流れが必ず来る、と全員で声をかけあった」と語り、チームの結束を強調しました。
また、日本男子バスケットボールチームがオリンピックで実際に試合を行っての勝利は1972年ミュンヘン五輪が最後であり、今回もその悲願を達成することはできませんでした。
今後の展望
日本代表は2連敗となり、次の対戦相手は8月2日のブラジル戦です。1次リーグの最終戦で勝利を目指し、まだ希望を捨てずに戦い続けることが期待されています。
結び
この試合は、完全アウェーの中で日本代表が見せた驚異的な戦いぶりと、八村塁を欠いた中でのチームの結束が印象的でした。
惜しくも勝利には届きませんでしたが、選手たちの全力のプレーに感謝と敬意を表します。次の試合での健闘を祈りつつ、これからも応援を続けていきましょう。