先週、地震の影響で中断していたプレバト!!が、再放送されました。
お題は「かき氷」今回は、驚きのマイナス10点もありました。
結果は次の通りです。
【1位】 才能あり
まどろみの友は臨月夏氷
野村麻純
ほのぼのといい句
友人への優しいまなざしがある。
添削なし
【2位】71点 才能あり
山積みのプリント救いのかき氷
玉井詩織
句またがりに挑戦している。
「救いの」が感想になっている。映像に。
【添削後】映像にするには・・・
山積みのプリント置いてかき氷
山積みのプリント終えてかき氷
【3位】70点 才能あり
餅飯殿にも賑はい戻りかき氷
辰巳琢郎
「餅飯殿」と「かき氷」取り合わせの良さ
「にも」が散文的
語順も一工夫があると良い。
【添削後】散文を詩にするには・・・
餅飯殿に戻る賑はいかき氷
【4位】47点→【5位】37点 才能なし
炎ゆる雲ボール回した帰り道
佐野晶哉
季語は「炎ゆ」でとても暑い炎天のこと。
ところが、佐野さんが「炎ゆ」を夕焼けと思っていたため・・・
マイナス10点! 才能なしへ
【添削後】季語の意味を調べる。
夕焼雲ボール回した帰り道
夕焼やボール回した帰り道
【5位】→【4位】45点 凡人
口元や甘いドラキュラかき氷
飯尾和樹
めちゃくちゃよくある陳腐な比喩
努力の後としては・・・
赤いドラキュラでなく
甘いドラキュラとして、少し詩が生まれる。
しかし、発想が凡人のため、直したところで凡人
【添削後】詠嘆の必要なし
口元は甘いドラキュラかき氷
【特待生昇格試験】
高原の氷菓エスプーマの瑞煙
こがけん
ポイント:「エスプーマの瑞煙」の是非
結果:1ランク昇格
比喩は難しいがほどよい落差がある。
【添削後】語順を変えると・・・
エスプーマの瑞煙高原の氷菓
で季語が生きる
【締めの一句】
秋淋し宇治金時のほろ苦く
梅沢富美男
お見事!
かき氷・・・ほろ苦くに目をつけたところが良い。
「淋し」と「苦く」が近いので、「苦く」を「甘く」にするのも良い。
野村さん、こがけんさん、梅沢さん、おめでとうございます。
【今回のお勉強ポイント】
やはり季語は大切! です。