俳句は描写!
プレバトを見ていると、夏井先生の言葉から次のことが言えます。
「説明」ではなく「描写」で表現する
では、説明と描写は、どこが違うのでしょうか。
8月15日のプレバトの俳句を参考にしてみてみましょう。
まず、玉井詩織さん(ももいろクローバーZ)の俳句に着目します。
山積みのプリント救いのかき氷
です。
この句は「山積みのプリント」と「かき氷」の取り合わせで、才能あり70点を獲得しました。
しかし、さらにステップアップしたいところです。
「説明」→「描写」のコツ
そこで、「説明」→「描写」のコツを学んでみましょう。
まず、「説明」と「描写」を見分けるために、次の方法をとってみます。
描写=映像として目に見える。
説明=映像として目に見えない。
そうすると・・・
山積みのプリント・・・目に見える
かき氷・・・目に見える
救いの・・・目に見えない
となります。
つまり、「救いの」の部分が「感想の説明」になっているのです。
そこで、夏井先生は、
「救いの」→「置いて」「終えて」
と添削されました。
「置いて」も「終えて」も目に見えますよね。これが描写です。
まとめ 見えるか見えないか
ですから、俳句を作ったら、目に見えない説明になっているところがないか。あった場合は、目に見える映像で表現するというのが、俳句の推敲の方法のひとつだと言えそうです。