1 白杖を月に預けてプールかな
長崎県対馬市 対馬 清波
2 見学のプールやノアの心地して
神奈川県相模原市 髙田 祥聖
3 定年のごとプールから出る重さ
東京都多摩市 小林 飄
4 島のごと親の肩あるプールかな
東京都目黒区 姫野 理凡
5 悲しみがプールを少し海にした
埼玉県所沢市 澁戸 なずむ
6 プール今洗い終わって空の底
茨城県石岡市 蓮 詩のぶ
みなさん、どの句が良いですか。
私は「悲しみがプールを少し海にした。」
が好きです。
「悲しいとき海を見る」というのはありきたりなのですが、「プール」という季語が、「悲しみ=海をみる」というベタな発想のオリジナリティを加えています。
そして、「どんな悲しみなのかな?」「どんな海なのかな?」と想像が広がります。
こんな俳句を詠みたいものです。
前回のプレバト!!の梅沢富美男さんの
「少年の空蝉残る秘密基地」を思い出しました。
↓
いやー、勉強になります。
蓮 詩のぶ さん、ありがとうございます。